サラメシお弁当物語125 労働の尊厳
今日は天気がいい。
あまり良すぎて、午後から天気が悪くなるなんて信じられないぐらいだ。
早速、山登りでもと思い、7時にはゴミ出しをして、出発の準備と部屋の片付けをしていたら、一息ついたところで寝てしまった。
気がついた時には、もう9時をすぎ。
1時間以上寝てしまった。というのは、夜明けまで読書をしていたからだ。
なかなか眠れなかった。
夜に見た、みらいをここからプロジェクトで、ハーバード大学のマイケルサンデル教授の、社会の2分化のありようが、コロナ禍の中ではっきりしてきたという話が始まりである。
コロナ禍で、医療関係者をはじめ、社会を支えている人たちの仕事が明らかにされ、3割の人たちが富を独占していることの矛盾が明らかにされてきたというのだ。
それは、今の富や地位を築けたのは、周りの人の支えがあっただけで偶然のチャンスでしかないのに、自分が能力があると信じ込んでしまっているということが、富の二分化を進ませたというのだ。
この世の中は不平等である。
たとえ会社の中で出世をしようが、組織で先頭に立とうが、それは偶然であって、成功はその人の功績ではない。
労働は、全ての人に尊厳があり、互いに支え合って成り立っていることを知り、互いに認め合い謙虚に生きるということである。
この考え方は、日本の政治家にも、企業の経営者にも、何十年も政権を取りながらついにアジアの貧国にまで日本を落とし込んだ政権政党につきつけたい。
人の意見を聞く。自分が正しいと過信しない。謙虚に人の意見をきくということが大切なのだ。政権を取れたのは、アメリカの言いなりにやってきただけで、自分が開発した力ではないからだ。全てアメリカが手本であり、たくさんの労働者を踏み台にし敵に回し、搾取してきたに他ならない。それにまだ政党も、悲しいことに7割の国民も気づいていないのである。
それほど学歴や家柄や裕福さの中で、偶然が操作され、能力もないのに、比べられる非合理的な要素でその地位についてきたために、今の貧困を産んできたのである。
東大に行くには家庭環境が左右される。
どんなに遊んでいて勉強しなくても、成績ではなく大学の名前で採用される。
スポーツをしていたというだけでスポーツマンという偽善的な好評価を受ける。
全ての役職や、地位は、努力が認められたものではなく時の運だというのは、出口治明さんも言っているが、私自身若い時にそういう体験をした。
全ての労働には、尊厳があり互いに認め合わなければならない。これが未来への宿題だ。
山に行きそびれた私は、須磨の海岸で読書をしようと、マイケル・サンデルの本を買いに行くことにした。
本はアマゾンでは買わない。近くの本屋で、無いものは取り寄せしてもらう。
お弁当
18穀米のごはん のりの佃煮入り
高菜の漬物
だし巻き卵
チーズの卵巻き
豚ロースの冷しゃぶ
レタス🥬
榎茸ともやしとアスパラガスの炒め物
豚ヒレカツ