アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

たこ焼き三昧 黄昏の人生の巻

今夜は、やけくそ第二弾

昼から、車から降りないという条件でドライブをした。家族の勤務地を訪問した。兼業しているわたしは、三つも案内した。

途中で見た街の人出は、結構多かった。三宮も人出が増えている感じがした。自転車は少ない。マスクをしていない人もいた。

 

さて、たこ焼き三昧である。

この場合は、たこ焼きだけで、胃袋を満たすということを意味している。

 

たこ焼きは、関西なら日常的に食べることがあるが、準備は簡単だが後片付けは大変なのでそう頻繁に作るものではない。後片付けのために、人手の多い、土日に作るものである。月曜日の夜などには、絶対しない。

 

今日は、子どもも揃っているので、たこ焼きにした。たこ焼き三昧である。

たこ焼きは基本、たこ焼き粉と、卵、みず、タコが必須条件であるが、他は何ら規制はない。

だから、うちは、キムチやチーズを入れようとするし、食べ方も自由である。

 

明石は出汁で、大阪はソースであるが、ちょうどその中間の我が町は、器にたこ焼きを入れ、出汁を注ぎ、ソースをたこ焼きの頭に塗りながら食べるという食べ方をする。

この食べ方は、出汁の熱さに耐え、巧みな刷毛遣いでソースを塗らねばならないので、子ども相手の駄菓子屋のたこ焼き屋でも、小学4年生からでないと、出汁は入れてもらえなかった、

 

初めてソースの味が溶け出した出汁を飲み干した時には、何か大人になった気持ちがした。同時に、店主から大きくなったなあと褒めてもらったのである。

 

さて、たこ焼きに1番大切なのは、タコである。今は、タコはべらぼうに高い。5年前に比べると倍の値段がする。大抵はモーリタニア産であるが、品薄で入荷不足であるという。日本の食文化が広がっていった分、食材不足が進み、値段が高騰するという需要と供給の仕組みそのものの理由で、値上がりが進んでいる。

スーパーによれば、明石ダコと同じぐらいの値段のところもある。加えて、それなら、こんなんもありんすえ〜と、北海道産のミスダゴが、味わいだことして、正体を隠して登場した。

 

ということで、モーリタニア産の780円のタコを買い、切り分けた。今日のタコは、吸盤が揃っていたので、メスである。

f:id:deebtomy8823:20210529192736j:image

 

次にこんにゃくである。タコの他に歯応えをよくしようと入れるものである、さらに、味の補強として、帆立も、切って入れることにした。

f:id:deebtomy8823:20210529192747j:image

 

粉は、市販のたこ焼き粉を使う。

味が決められすぎているが、便利だ。

粉250gに対し、水800g、卵2個の割合でシッカリ溶く。うちでは卵4個で対応している。

プチ贅沢だ。

f:id:deebtomy8823:20210529192802j:image

 

十分に、油を敷いて煙が上がるほど、たこ焼き鍋を焼いて、はじめた。

生地を鍋に注ぐとジャーという焼き音がして、順調に進み出した。しかし、火が強く、焦げ焦げで形を整えることになった。

f:id:deebtomy8823:20210529192839j:image

 

1回目は、まあまあの出来ではあったが、焦げた原因が火の強さであったことにやっと気づいた。2回目からは、火力を落としたので、順調であった。

f:id:deebtomy8823:20210529192830j:image

 

出来上がりは出汁の中に入れて、ばらソースのとんかつソースをかけ、ソースの強い酸味とともに食べていく。ばらソースは、大人の味。実によく合っている。

f:id:deebtomy8823:20210529192810j:image

 

こうして、1回で21個作り、4回焼いて、約80個を4人で食べた。私は日本酒を1合半とともに、食べた。

子どもの頃、おじさんが、出汁たこ焼きと一緒に日本酒を飲んでいるのを見て、あり得ないと思っていた自分が、いま同じことをしていると思うと、人生ってあっという間だなあと、感じ入ってしまうのである。