アヒージョ好きのビーバー

世の中の本質を、自分なりに考え、解説します。正義感が強く、偉そうなもの、金持ちには、牙を剥きます。

熊本産のアサリは中国産泥アサリ

貧乏国なのに、まだまだ先進国の一員としてなんとかぶら下がっている日本では、技術の進歩で世の中に知られるようになって来た事は多い。

しかし、逆にまるで中国のように幼稚で安直でわかりすぎるようなインチキが罷り通ることも多い。

以前、シジミを取り上げたが、しじみの生産量からしても、一杯シジミ20個分のオルニチンと宣伝をしたり、シジミ200個を煮出したと工程まで示したりして、疲れを飛ばすサプリメントととして使われているとされている。しかし、到底そういう使われ方をするのに、生産量の少ない本物のシジミ由来でできるはずもない。

ついこの前まで、シジミ北朝鮮産だと言われていた。それがいつのまにか、中国産になり、一瞬にして国産になってしまった。

そのことを大手スーパーで目の当たりにしたので、貝類に産地偽造が始まったのはわかっていた。産地を明らかにするスーパーでも、もともとの産地偽装には太刀打ちできないが、でも、生産量や漁獲量からして、そんなにここまでやってくるわけはないと考えるのが当たり前だ。

本当に、スーパーの偉いさんは大学を出ているのだろうかと、子どもも怒っている。昔は、大学=勉強が成り立ってもいないこともないが、今ほど訳の分からない推薦が横行し、女子学生が差別されている状況では、大学そのものの存在感は薄く、しかも、もともとバイトや遊びに興じて賢くないだろうがというところではある。

 

さて、アサリである。小学生の頃からも、近くの海岸の砂浜には、アサリなんてものはいなかった。砂浜にいたのは、空き瓶と海藻とプラスチックのゴミであった。潮干狩りという海岸でする遊びもあったが、工場のない数少ない砂浜まで、電車で出かけなければならなかった。しかも、そこでは、朝、潮干狩り客が来るまでにアサリを浜にばら撒いていると言われていた。

 

今アサリの全国の生産量は、2019年の統計で7976トン。1位が愛知県の3880トン。48.6%を占めている。大アサリが有名で、トップを占めているのは、よくわかる。ことあと、福岡県、北海道と続く。この3道県でほぼ80%を占めているのである。

ちなみに、アサリの輸入量は、膨大だが、どういうわけか明らかにしていない。ひょっとすると、官民で国民を騙しているのではないかと思うのである。

問題の熊本県は、339tで4.3%、全国5位である。

 

一位の愛知県産のアサリにも出会わないのに、スーパーに行けば熊本県産がごろごろしている。スーパーにしては、熊本県から仕入れたからだという理屈であるが、普通うちのような大スーパーにこんなにくるはずはないだろうと、担当者は分かるはずである。

しかも、必ず貝なのにいくつか足で踏んだように殻が潰れている。明らかに機械か何かで乱暴に扱ったからであろうと素人でもわかる。そんなの、パック詰の時に入れてはいけないのではないかと腹が立ってくる。

これは、農林水産省、輸入担当商社、流通業者、スーパー担当者と、みんなが結託した詐欺である。

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中国では、アサリは泥アサリと呼ばれ、海洋汚染の賜物のものを、熊本の遠浅の浜に撒いて、数日後に、収穫しているのだ。汚染物質は、そのぐらいで除去できない。半分以上蓄養していないとその産地は名乗れないはずなのに、数日で熊本産になる。

 

熊本県チッソの公害で、大変な人権侵害を巻き起こした県である。もう一度、熊本を追求したい。こんなことをしていたら、震災で応援してくれた人たちに申し訳ないと思わないのか。

違法なのだから、熊本県はすぐに回収してほしい。スーパーも偽装販売をやめてほしい。うなぎ同様、中国産は怖いし健康被害が必ず出てくるはずだ。